今では名実ともに金沢を代表する居酒屋と言ってもよいのではなかろうか。
実に久しぶりの再訪。
観光客の人気スポットになってからはどうしても足が遠のいてしまっていた。
今どきの言葉で言えばオーナーシェフの石黒格(いたる)君。
独立した時はまだ24歳にもなっていなかったはず。
聞けば今年が25周年らしい。
ということは、私は25年前からこの男を知っているということか――。
当時は場所も店名も、そして客層も今とはまるで違っていた。
鮨屋のようなスタイルの居酒屋を考案したのは当時では画期的なことだった。
保守的な金沢の板場の世界にあって旋風を巻き起こしたことは間違いない。
富山・新湊出身のいたるも魚と共に育ったクチだ。
魚を知り尽くした男が作る刺身は今なお群を抜く鮮度と味で妙に安心した。
レンコンの天麩羅
げんげの柳川鍋
こういう創作料理をさりげなく作るのがいたるのいたるたる所以。
こういう創作料理をさりげなく作るのがいたるのいたるたる所以。
私にはげんげをここまで美味しく食べた記憶はない。
ちなみにげんげとは――。
幻魚と書いてげんげと読む。
主に日本海に棲息する深海魚でかなりグロテスクな顔をしている。
好きな人にはたまらない魚で高級魚のように扱われることもあるようだが、
幻魚と書いてげんげと読む。
主に日本海に棲息する深海魚でかなりグロテスクな顔をしている。
好きな人にはたまらない魚で高級魚のように扱われることもあるようだが、
実は近江町市場に行けば割と安価に売られている。
げんげの骨のから揚げ
ナマコと山芋の酢の物
いたる 本店
金沢市柿木畠3-8
076-221-4194
17:30~23:30(23:00L.O.)
076-221-4194
17:30~23:30(23:00L.O.)
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